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Победи сначала самого себя, а потом – врагов. |
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チャイコフスキー記念モスクワ音楽院 日露音楽文化センター主催
ユニークな文化プロジェクト
塚本一成 「お夏」
ロシア公演
ロシア初、ロシア人音楽家たちによる日本人作曲家のオペラの原語上演
オペラのロシア初演は2005年11月13日、モスクワ音楽院ラフマニノフホールにおいて成功を博した。オペラ「お夏」は日本人作曲家塚本一成 が、著名な人形浄瑠璃・歌舞伎の作家近松門左衛門 (1653-1724) の作品『お夏と清十郎』(1707年出版)の筋をもとに書いたものである。なお、本作をもとにした人形浄瑠璃は1709年に初演されている。
2005年の初演以降、オペラ「お夏」はモスクワとリャザンでの公演の他、日本でもハイライトを千葉、志楽、天理で上演している。2008年には「EVRAZ」ホールディングスの助成によりサンクト・ペテルブルグ、プスコフ、ノヴゴロド、トゥールで公演旅行を行い、さらに二度モスクワ公演を行った。
本シーズンではエカテリンブルグ、チェリャビンスク、チュメニ、ペルム、ソチ、スモレンスク、カリーニングラード、ミンスク、ヴィリニュスでの上演に招待されている。
劇のあらすじ
物語はこのようにして始まった・・・

姫路の米問屋の家で結婚式の準備が進められてた・・・
プロローグ
尼となったお夏は、死した恋人清十郎の菩提の弔いをしている。

第一場
豪商、米問屋但馬屋の娘お夏の家では嫁入り支度が進められている。
下女のお玉には、なぜお夏が悲しそうにしているのか分からない。悲しみの原因は若い手代清十郎である。彼もまたお夏を愛しており、二人は互いに気持ちを通じ合わせている。

第二場
愛する二人は互いに夢中になっているものの、周囲の者には気付かれていない。ある日但馬屋に、花嫁となる娘の持参金になる予定の米の買い付け金が納められた。商売が上がらず借金に困っていた勘十郎はこの金を盗む。

第三場
家ではお夏と清十郎の関係が周知のものとなる。加えて勘十郎は、金がなくなったのは清十郎の仕業であると言い回る。動揺した若者の親は彼を連れて行く。お夏は泣き崩れる。お夏と清十郎は門の陰で落ち合う。二人には勘十郎の悪事だという事は、はっきり分かっていた。別れの際、恋人たちは信頼の証に衣服を交換する。

第四場
下女のお玉は、清十郎の服を羽織ったお夏を清十郎と思い込み、その時お夏の部屋には酔った源十郎がいるとは気付かずに自分の気持ちを告白する。お玉は驚くが源十郎は眠っていた。

第五場
清十郎の心は復讐の念で一杯であった。暗闇の中で彼は眠っている源十郎を勘十郎と思い込み殺してしまう。 勘十郎はその場を目撃し、皆を呼び集める。清十郎と、殺人の現場に居合わせたお夏にはすぐさま逃げるしか道はなかった。夜の闇は二人を引き裂き、清十郎は役人に捕えられてしまう。


第六場
無念のあまりお夏は狂乱してしまう。

第七場
狂気の中でお夏は清十郎を探してさまよう。その途中、遠方から清十郎を探しに来ていた清十郎の姉と花嫁に会う。彼らは同じ人物について話していることに長い間気付かない。

第八場
清十郎の処刑準備が進められている。姉のおとしと花嫁のおさんはその状況にショックを受ける。お夏は絶望から命を絶とうとする。おとしとおさんはお夏をなだめる。役人に清十郎が連れ出される。

第九場
町人たちは同情し、不幸な恋人たちの心が再びひとつになるよう祈る。

第十場
清十郎は無実の罪を悔やみつつも、堂々と死を受け入れようとする。

第十一場
死の直前、清十郎はお夏との逢瀬を人生のよきひと時だったと思い返す。

第十二場
清十郎の最後の望みは煙草を飲むことであった。群集の中からお夏が飛び出し役人に煙草を渡す。一服すると、清十郎はそのきせるで自分の喉を突いた。周囲は大騒ぎとなる。お夏も役人の槍に喉を突くが止められる。 この時偶然笠から手紙が見つかり、持参金を盗んだ真犯人の名前が明らかになった。それは勘十郎であった。清十郎は「お夏、お前を天で待っている」という言葉を残し、死んでいく。

エピローグ
清十郎の魂は天からお夏に呼びかける。その後お夏は生涯自分の愛する人の魂の安らぐことを祈り、清十郎と会う時を待つという運命をたどる。

秋風はいづれの仏に祈るのか
贄の如くに
紅葉を散らして

出演者
全ロシアコンクールBella Voce入賞者 オリガ・ヴェセロヴァ(ソプラノ)
全ロシアコンクール、イタリア国際女声コンクール一位、2008年「黄金のマスク」ノミネート
オリガ・バラショヴァ(ソプラノ)
ナタリア・サッツ音楽劇場ソリスト レフ・クラソヴィツキイ(テノール)
ナタリア・サッツ音楽劇場ソリスト ヴラヂスラフ・ゴリコフ(テノール)
スタニスラフ=ダンチェンコ劇場ソリスト オレグ・ポルプヂン(テノール)
ロシア功労芸術家 エレーナ・リベロヴァ(ソプラノ)
スベトラーナ・ソロヴィヨーヴァ(メゾソプラノ)
ナタリア・カプースチナ(ソプラノ)
ボリショイ劇場ソリスト アンドレイ・アルヒーポフ(バス)
イリヤ・ジュラヴリョーフ(バリトン)
ソフィ・コンヴェイ(語り)
演奏
合唱団
アレクサンドル・ソロヴィヨーフ (合唱指導)
マリーナ・ラチカウスカイチェ(ピアノ)
アンナ・シチョゴェヴァ、マクシム・タルノルツキイ(チェロ)
ヴェラ・ヴォルヌーハナ(フルート、尺八)
マリーナ・ヴァヴィロヴァ(打楽器)
ナタリア・ファテエヴァ草月いけばな学校
芸術監督、指揮 国際コンクール入賞者 アレクサンドル・ソロヴィヨーフ
監督 スヴェトラーナ・グリゴルツァ コンサルタント 曽又ひとみ
企画 マルガリータ・カラトゥイギナ
観衆および記事での評価
「耳の肥えたモスクワの聴衆だけでなく、日本に通じた人までもがロシア人アーティストたちが非常に緻密に日本の精神を表現していたことに感嘆していた。観客は日本にいるかのごとく感じ、ホール全体にその雰囲気が伝わってきた。才能ある作曲家の透明な音楽、日本語で歌う歌手の魅力的な歌声、演技、鮮やかな衣装、そしてオリジナルな装飾は皆を魅了した・・・」(L・ニコラエヴナ、雑誌『文化』)
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「上演者すべてのプロフェッショナリズムは特記に値する。すばらしい演技力、驚くほど深い表現。まして、最小限の日本的な装飾と衣装でロシア人が日本の古典劇を演じ、日本人の会話、身振り、世界観を表現するという課題が上演者にはあったのだからなおさら難しかったであろう。主人公の役はすばらしく深く演じられていた。抑えられたささやき声から叫びまで多様な声色を持ち、感情豊かで音楽の抑揚に正確である。すべてが一貫した情景を作り出していた。」(N・グリゴローヴィチ、雑誌『ロシアの音楽家』)
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「指揮者の控えめでありながら正確な最初の一振りから、心が安らいだ。なんと大した音楽家たちであろう。アンサンブルもすばらしく粒ぞろいだ。みずみずしく、また心にしみるチェロ、瞬くようなフルート、そして素晴らしく柔らかいタッチのピアノ!
音がやみ、歌手の登場を待つ。もし歌手がよくなければ残念だ・・・。しかし違った!喜びは続く。ソリストは素晴らしかった。羨ましいほどである。なんという声とテクニックだ!そして舞台での動き!!!さらにオペラは日本語であるのだから脱帽である。私は素晴らしいドュエットやアンサンブルを満喫した。素敵だ!合唱団はたった数人なのに音は響き、音色豊かだ(指揮者や合唱団員には羨ましいことだろう!)
・・・作曲家も演奏者も慣習もとても幸せそうであった。この企画が実現したことは本当に素晴らしいことである。オペラの上演に協力したすべての人に感謝したい。」(T・クリュチェヴァ、公報『日本への窓』)
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「第一に、これは美しい音楽である。そして美しい劇である。そこには調和があった。音楽家と演者の完全な相互理解。それがあればこそ生と死という大きなものに取り掛かれるのだ。」(A・セミョーノフ 『地域新聞』プスコフ市)
本プログラム実現にご協力下さい。

学長 教授 A・ソコロフ

作曲者塚本一成 ラフマニノフホールの初演にて
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